私的ジャズアルバム100選
普段主にジャズの領域でサックスやクラリネットを演奏している私なりの偏愛盤を100枚、Apple Musicに存在するものに絞って選んでみました。
極力リスナー視点で考えようと試みましたが、案の定管楽器主体のセレクションになっており、少しはバランスも考慮したとは言えかなりの偏りがある事は否めません(ボーカル、邦人が少ないとか)。泣く泣く削ったものも大量です。また2021年8月4日時点での好みという事でお願いします(今後の加筆修正もあるかも)。
ジャズ入門には向かない可能性は大いにありますが、誰かの参考として、私自身の中での整理として、また何かの話題のきっかけとして寄与すれば良いかと思っています。
ランキングは付けられないので名義アルファベット順としました。レーベル名・発売年とかなり適当なコメント1言、Apple Musicへのリンクを添えました。(Apple Musicにあれば大抵Spotifyにもありますよね?)
リスト化の過程で過去の記憶が呼び覚まされたり、新たな気になるアルバムを発見したりとかなり楽しい体験だったので、これを見た方々もぜひ作成して公開して欲しいです。
Abbey Loncoln: Straight Ahead (Candid, 1961)
嵐吹き荒れるようなAfrican Ladyを始めどす黒くて最高です
Ahmad Jamal Trio: At the Pershing- But Not For Me (Argo, 1958)
Poincianaはじめ気持ち良すぎます
Albert Ayler: In Greenwich Village (Impulse!, 1967)
ストリングス複数参加による錯綜具合が良い。熱いです
Andrew Hill Trio: Invitation (SteepleChase, 1974)
Blue Note諸作も良いが本トリオの自由闊達さが良いです
Anna Webber: Clockwise (Pi, 2019)
今最も注目しているテナー奏者による名盤。クセナキス 、フェルドマン等作曲家達への新たなオマージュの形
Anthony Braxton: Six Compositions (quartet) (Black Saint, 1984)
彼はアルバム多すぎですが本作でワールド堪能できる気がします。1曲目のインパクトがすごいです
Archie Shepp & Horace Parlan: Goin' Home (SteepleChase, 1977)
アイラーを受け継ぐかのような"家路"に始まりルーツへのリスペクト溢れる名盤。泣けます
Ari Hoenig Punkbop: Live at Smalls (Smallslive, 2010)
学生時代腐る程聞いた名ライブ盤。Green Spleenの展開に感動します
Art Blakey: Night At Birdland Vol.1 (Blue Note, 1954)
ジャズライブの楽しさに目覚めた不朽の名盤。MCの声質込みで
Art Farmer Quartet featuring Jim Hall: Interaction (1963)
極上にデリケートな演奏。この慎み深さが欲しい。最高です。
Art Tatum: Piano Starts Here (1933/1949)
流麗さとはこういう事だ。ジャズピアノの神様による1933,1949年の録音
Benny Goodman: Small Groups - 1941-45 (Columbia, 1989)
最近スウィング期のジャズばかり聴いてしまいます。彼のビッグバンドでなくコンボでの録音集。After You've Goneはじめ全曲極上です。
Bill Evans: At The Montreux Jazz Festival (Verve, 1968)
トリオはどの時期も好きですが良いライブだなと思うので。Embraceable YouのEddie Gomezとか最高です
Bill Evans: From Left To Right (MGM, 1971)
エレピの美しさ。The Dolphin2バージョンに酔いしれます
Billy Strayhorn: The Peaceful Side of Jazz (United Artists Jazz, 1963)
コーラスも導入し自身の手で完成させられたStrayhornの世界。不朽の名曲群
Blossom Dearie: Once Upon a Summertime (Verve, 1959)
キュートで最高です。Tea for Two永遠に流していたい
Brad Mehldau: The Art of the Trio, Vol.4 (Back At the Vanguard) (1999, Warner Bros.)
これも大学時代聴きじゃくったジャズ研的1枚。すごくカッコ良いです。「オールザ7拍子」と言えば誰もがイントロのピアノが脳内再生される
Bunky Green: Another Place (Label Bleu, 2004)
シカゴの伝説的ジャズ教育者にして唯一無二のサウンドを持つ一流アルト奏者。Jason Moran等と。It could happen to youから飛ばしまくりで最高です
Cecil Taylor: Nefertiti, the Beautiful One Has Come (Revenant, 1963)
狂騒的なCecil TaylorとSunny Murrayの上で幾分端正に吹くJimmy Lyonsという構図が超カッコ良いです。録音の雰囲気も込みで
Charlie Haden with Jan Garbarek & Egberto Gismonti: Magico (ECM, 1980)
アメリカ、ノルウェー、ブラジルの天才達の邂逅。泣いてしまいます。
Charlie Parker: Charlie Parker with Strings (Verve, 1950)
聖典。美しすぎます。
Charles Mingus: The Black Saint And the Sinner Lady (Impulse!, 1963)
ミンガスバンドがエリントンに接近した美の結晶。ヤバいです
Chick Corea & Return to Forever: Light As a Feather (ECM, 1972)
彼の数々のプロジェクト中では本作のサウンドが最も心に残ってます。You're Everything(MISIAでは無い)最高です。
Chris Cheek: Guilty - Live at the Jamboree (Fresh Sound, 2000)
テナー奏者として理想のライブの1つ。姉妹盤のバラード集も最高です
Clare Fischer Orchestra: Extension (Pacific Jazz, 1963)
Gil Evansに比肩する、ビッグバンドにおける和声の美しさ。下記アルバムの前半部分
Don Cherry: Brown Rice (EMI, 1971)
天然無国籍ジャズ。サイケで中毒性高いです
Duke Ellignton Orchestra: Far East Suite (RCA Victor, 1968)
旅行気分に浸れます。Isfahanのホッジス、Mount Harissaのゴンザルヴェスは永遠。
Duke Ellignton: And His Mother Called Him Bill (Bluebird/RCA, 1968)
最高の作曲家Billy Strayhornに捧げた最高のビッグバンドによる追悼盤。ホッジスのBlood Count泣いてしまいます
Earl Anderza: Outa Sight (Pacific Jazz, 1962)
個性的な音色・スタイルで大好きだがこの1枚しかアルバムを出していないアルト奏者。冒頭のハープシコードが妙にマッチしている
Ella Fitzgerald & Louis Armstrong: Ella & Louis (Verve, 1956)
最強のボーカリスト2人のデュエット。ジャズ。
Elvin Jones: Live at the Lighthouse (Blue Note, 1973)
2テナーアルバムの最高峰。リーブマン、グロスマンのブチギレ演奏、それを煽るエルヴィンに高揚しない訳がありません
Eric Dolphy: At The Five Spot Vol.2 (New Jazz, 1963)
ドルフィーは常に最高だが、Five Spotのこのバンドがやはり好きすぎる。Like Someone in Loveは永遠に終わって欲しく無い名演。酔っ払った帰路はいつもこれを聴いています
Ethan Iverson & Bill McHenry: Live at Smalls (Fresh Sound, 2000)
Ethan Iverson参加のライブ盤はどれも良い。このテナー奏者も独自の歌をもっていて大好きです。
Fats Waller: Ain't Misbehavin' (RCA, 1956)
ジャズとユーモアの理想的な関係
Fred Hersch: Whirl (2010)
1曲目のYou're My Everythingから涙腺を刺激してきます
Gato Barbieri: Chapter Four - Alive In New York (Impulse!, 1975)
アルゼンチンの血滾る白熱ライブ。漢気溢れるテナーの兄貴にどこまでもついて行きたい。
Gil Evans / Steve Lacy: Paris Blues (Owl, 1988)
何かと気づくと聴いているデュオ。レイシーによるミンガスナンバーもっと聴きたい。
Gil Evans: Gil Evans & Ten (Prestige, 1957)
後期諸作よりこの時期が好きだし、本作でのレイシーはビッグバンドにおける理想的演奏をしている。孤高。
Greg Osby: Public (Blue Note, 2004)
ライブ盤の名作。オズビーのスタンダード曲における逸脱に興奮
Henry Threadgill & 14 or 15 Kestra: Dirt… And More Dirt (Pi, 2018)
Pi Recordingsの近作は良いアルバムばかりだがこの現代音楽的ラージアンサンブルには感動した。スレッギルはどのアルバムも面白い。
Herbie Hancock: Inventions & Dimensions (Blue Note,1964)
Succotashの独特なグルーヴとクールな雰囲気に痺れます
Ingrid Laubrock: Serpentines (Intakt, 2016)
点描主義的なインプロのアプローチが新鮮で冷徹な格好良さがあります
Jack DeJohnette: Special Edition (ECM, 1979)
David Murray, Arthur Blytheが暴れる一方でCentral Park Westなどでは静謐な美しさも見せる。DeJohnetteのピアノも聴ける。
Jackie McLean: Dr. Jackle (SteepleChase, 1966)
1音目から殺しにかかってくるマクリーンの取り憑かれたような演奏。ヤバ過ぎます。マクリーンはライブ盤に限る
Jaco Pastrious: Word Of Mouth (Warner Bros., 1981)
Three Views of a Secretは永遠の名曲名演です。
Jan Garbarek: Esoteric Circle (Flying Dutchman, 1969)
コルトレーンの影響をバリバリ受けて尖っていた頃のガルバレク(22歳)が後のECM代表達と繰り広げたセッション。当時のKarin Krogとのアルバムも良い
Jimmy Giuffre 3: 1961 (ECM, 1990)
クラリネット奏者としてのバイブル。Bley, Swallowとのこのトリオも1つの理想的音楽世界。
Joe Henderson: The State of the Tenor, Vols. 1 & 2 (Blue Note, 1986)
Ron Carter, Al Fosterとのトリオライブ盤。ドライブ感
Joe Lovano Quartets: Live at the Village Vanguard (Blue Note, 1995)
ミンガスのDuke Ellington Sounds of Love、最高です。
Joe Maneri, Joe Morris, Mat Maneri: Three Men Walking (ECM, 1995)
初めて聴いた時の衝撃が忘れられない。Joe Maneriの肥えた音色と無垢なうごめき。
John Coltrane: Interstellar Space (Impluse!, 1967)
Rashied Aliとコルトレーンの濃密すぎるデュオ。まさに宇宙。
John Coltrane: John Coltrane & Johnny Hartman (Impluse!, 1963)
男声ボーカルの魅力に気付いた1枚。Lush Lifeなど最高です
John Coltrane: Selflessness Featuring My Favorite Things (Verve, 1965)
I Want To Talk About Youの延々と続くカデンツァ神懸かってます
John Hollenbeck: The Claudia Quintet (CRI, 2001)
その作曲センスに惚れたグループ1st。面白いアイデアが詰まってます
John Scofield: Swallow Tales (ECM, 2020)
ジョンスコは縦乗りも好きだが本作で真価を理解した。トリオの演奏もスワローの曲群も最高。She was youngの多幸感・・・
Jon Irabagon: Foxy (Hot Cup, 2010)
金髪ギャルジャケ。延々と大味なインプロヴィゼーションを吹きまくる景気の良い1枚です。ポストロリンズ
Keith Jarrett: Life Between the Exit Signs (Vortex, 1968)
初期キースのキレ憧れます。このEverything I Love相当リピートしました
Keith Jarrett: Belonging (ECM, 1974)
'Long as You Know You're Living Yoursの多幸感にやられます。もちろんStandardsもAmerican Quartetも好きです。
Kosuke Mine Meets Takeshi Shibuya & Eiichi Hayashi: Rendezvous (King, 2004)
日本を代表するジャズメンお3方によるどこまでも優しい音楽。心洗われます
Lee Konitz & Red Mithcell: I Concentrate On You (SteepleChase, 1974)
Konitzは多くのデュオ作を出してますがやはり本作。最高です。
Lee Konitz, Brad Mehldau, Charlie Haden, Paul Motian: Live At Birdland (ECM, 2011)
どれも最高ですが、とりわけOleoに卒倒します
Lee Konitz: Motion (Verve, 1961)
言わずと知れたコードレストリオの名盤ですが本当にすごいです
Lester Young: Pres And Teddy (Verve, 1959)
沁みわたる。このOur Love is Here To Stayはコピーしますよね
Lennie Tristano and Warne Marsh: Intuition (Capitol Jazz, 1950)
本作でトリスターノ派に目覚めました。流麗かつ前衛的なフレージングに終始魅了されます
Mark Turner: Dharma Days (Warner, 2001)
彼には良くも悪くも影響を受けまくりました。Jacky's Placeは大学時代の青春ソングです。
Mary Lou Williams: Zodiac Suite (Folkways, 1945)
彼女の最初のリーダー作のようですが、優しいタッチと深い世界に没入必至です
Masabumi Kikuchi Trio: Sunrise (ECM, 2012)
プーさん、Motian, Thomas Morganと未知の風景へ
Matt Mitchell: Vista Accumulation (Pi, 2017)
今のところ21世紀指折りの名盤だと思っています。Matt Mitchellは天才です
Medeski, Martin & Wood: Friday Afternoon In the Universe (Gramavision, 1995)
唯一無二のグルーヴと自由さ。TSUTAYAで発見当時、延々と聴いていた記憶があります
Mel Lewis Jazz Orchestra: The Definitive Thad Jones - Live from the Village Vanguard, Vol.1 (Musicmasters, 1989)
サドメル実はCDとしてあまり聴いてないですが、とりあえず本ライブ盤はとても楽しいです
Miles Davis: Birth of the Cool (Blue Note, 1957)
クールとは何かが分かる世紀の名盤です。Konitzの輝き
Miles Davis: Get Up with It (Columbia, 1974)
陰鬱なエリントンへの追悼曲から、On the Corner~Agarthaに至るファンク実験の模様が詰まっているヒップとしか言いようのないアルバムです
Miles Davis: The Complete Live at the Plugged Nickel 1965 (Legacy, 1995)
マイルス黄金クインテットはスタジオ盤もライブもいずれも最高ですが本作はとりわけヤバいです
Misha Mengelberg, George Lewis, Steve Lacy, Harjen Gorter, Han Bennink: Change of Season (Soul Note, 1985)
凄いメンツによるHerbie Nichols集。名曲群の新たな魅力を引き出しています
Muhal Richard Abrans: 1-Oqa+19 (Black Saint, 1977)
彼のユニークな曲群の上でThreadgill, Braxtonが暴れます。興奮します。
Ornette Coleman: Of Human Fellings (Antilles, 1982)
プライム・タイムによるご機嫌で不穏なフリー・ファンク。ノリノリです。
Paul Bley : Fragments (ECM, 1986)
彼の美意識が結晶したような美しい音楽です
Paul Bley, Evan Parker, Barre Phillips: Time Will Tell (ECM, 1994)
静かに展開していく極上のフリーインプロヴィゼーション
Paul Motian: Garden Of Eden (ECM, 2006)
2テナー3ギターで紡がれる幸福な時間。本当はOn Broadway(特に3)も入れたかったのですがサブスクに存在せず。
Pharoah Sanders: Love in Us All (Impulse!, 1972)
愛とは何かこれを聴けば分かるような気がしてきます
Phill Ranelin: Vibes From The Tribe (Tribe, 1976)
Black JazzやStrata Eastを漁ってた時期、Sounds From the Villageの黒さに衝撃を受けました
Roland Kirk: The Return of the 5000 Lb. Man (Warner Bros, 1976)
ブラックミュージック愛に溢れてます。Giant Stepsとかコーラス入りでやってます。最高です
Russ Lossing, Loren Stillman, John Hebert & Eric McPherson: Personal Tonal (Fresh Sound, 2009)
自由闊達かつ超クール。ラストのScrapple from the Apple凄いです。モチアン集も良い
Sam Rivers: Fuchsia Swing Song (Blue Note, 1965)
Tony, Ron, Jakiのリズムセクションのスピード感と、彼の音の伸びが渾然一体となっています。名曲揃い。
Sidney Bechet: The Fabulous Sidney Bechet (Blue Note, 1958)
一度聴いたら脳裏から離れない強烈なヴィブラート。最高です
Stan Getz Presents Jimmy Rowles : The Peacocks (Columbia, 1977)
タイトル曲のデュオ、Jimmy Rowlesのボーカル。良過ぎます
Steve Coleman's Natal Eclipse: Morphogenesis (Pi, 2017)
彼の近作ではドラムレスで強力かつ呪術的にグルーヴしている本作に衝撃を受けました。
Steve Lacy: Soprano Sax (Prestige, 1958)
レイシーはフリーも好きですがこのデビュー時の瑞々しい朴訥さ?も本当に良いです。Easy To Love。
Steve Lehman Octet: Travail, Transformation and Flow (Pi, 2009)
俺が先端だ!と言わんばかりの鮮烈な音楽。エポックメイキングな1枚だと思います
Sonny Rollins: The Bridge (RCA, 1962)
70年以降ロリンズをまだまだ掘らなければならないですが、現時点でこのJim Hallとのコンビネーションが熱いです。
Takeshi Shibuya: Essential Ellington (King, 1999)
最の高です。Creole BluesとAll Too Soonでの峰さんソロは感涙必至
Tipographica: God Says I Can't Dance (Pony Canyon, 1996)
日本の誇るプログレッシブジャズバンドだと思います。再結成して欲しい
Tim Berne's Science Friction: The Sublime And (Thirsty Ear, 2003)
殺傷度の高いライブ。アドレナリン相当分泌されます
Thelonious Monk: Underground (Columbia, 1968)
モンクも選びきれないがこのUgly Beautyには何度癒されたことか・・Charlie Rouseの魅力を理解したスタジオ盤
Tyshawn Sorey: Oblique-Ⅰ (Pi, 2011)
現代音楽的語法の切れ味鋭いジャズ。Loren Stillmanヤバいです。
Vijay Iyer: Break Stuff (ECM, 2015)
このトリオを生で聴いた時の興奮は忘れ難い。理論的かつ身体性溢れる音楽。エリントンからデトロイトテクノまで採り上げた傑作
Wather Report: Domino Theory (Columbia, 1984)
ジャコ期だけでなくVictor Bailey期も良い。Carl Andersonの謎ボーカル曲に始まり謎の高速ザヴィヌル曲に終わる。
Warne Marsh: Ballad Album (Criss Cross, 1983)
ジャケの通り老境マーシュによる枯淡の境地。涙が出てしまいます。
Wayne Shorter: Atlantis (Columbia, 1985)
フュージョン期のショーター、凄いハーモニーセンス・ポップセンスだと思います。このアルバムは曲の完成度が群を抜いている気がします
Wayne Shorter: Without a Net (Blue Note, 2013)
現カルテットでの超スリリングなライブ盤で、Pegasusで見せた新境地に感動しました。
Tim Berneの10枚
引用元: https://en.wikipedia.org/wiki/Tim_Berne
Tim Berneは米国地下ジャズシーンを代表するサックス奏者の一人であり、Screwgun Recordsのオーナー。彼もまたinstagramで10枚を選出しているが、ほぼ70年代のフリー・ジャズより選出。
https://www.instagram.com/berneornot/?hl=ja
元来R&Bファンであったところ、72年の"Dogon A.D."との出会いによりジャズの世界に引き込まれたという事であるが、本ベストのみならず自身のグループBroken Shadowsにおいてもこの11/8拍子の名曲を演奏している。
Vijay IyerやHuman Feelも本曲を演奏していたりと、この界隈では一種のアンセムとなっている模様。
◼︎Ethan Iversonによるインタビュー
https://ethaniverson.com/interviews/interview-with-tim-berne-part-1/
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Julius Hemphill:
Dogon A.D. (1972)
https://www.discogs.com/Julius-Hemphill-Dogon-AD/release/2515882
Taj Mahal:
Giant Step (1969)
https://www.discogs.com/Taj-Mahal-De-Ole-Folks-At-Home-Vol-II/master/83962
James Brown And The Famous Flames:
I Can't Stand Myself When You Touch Me (1968)
Baikida E.J. Carroll:
Orange Fish Tears (1974)
https://www.discogs.com/Baikida-EJ-Carroll-Orange-Fish-Tears/release/952582
Thembi (1971)
https://www.discogs.com/Pharoah-Sanders-Thembi/master/54127
Oliver Lake:
Heavy Spirits (1975)
https://www.discogs.com/Oliver-Lake-Heavy-Spirits/master/207615
Indent (1973)
https://www.discogs.com/Cecil-Taylor-Indent/master/137096
Art Ensemble Of Chicago:
Reese And The Smooth Ones (1969)
https://www.discogs.com/Art-Ensemble-Of-Chicago-Reese-And-The-Smooth-Ones/master/81814
Conception Vessel (1973)
https://www.discogs.com/Paul-Motian-Conception-Vessel/master/161724
Blase (1978)
https://www.discogs.com/Archie-Shepp-Blas%C3%A9/release/1631562
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Tyshawn Soreyの10枚
Tyshawn Soreyが2020/1/13~1/24の間にinstagramで採り上げたアルバムが興味深かったので、Apple Musicへのリンクと共にまとめました。
Branford Marsalis Quartet:
The Secret Between the Shadow and the Soul (2019)
Gorguts:
Obscura (1998)
Jazz From Hell (1986)
Paul Freeman:
Black Composer Series, Vol. 8: Olly Woodrow Wilson, Thomas Jefferson Anderson, Jr. & Talib Rasul Hakim (1975)
Free Your Mind... And Your Ass Will Follow (1970)
Of Human Feelings (1982)
Julius Eastman:
Unjust Malaise (2005)
Charles Wuorinen:
String Trio/ Bearbeitungen Über Das Glogauer Liederbuch / Grand Bamboula (1975)
Jason Moran:
Facing Left (2000)
Hejira (1976)
演奏動画
"黄雨(Yellow Rain)" / Tomohiro Tajiri
"Feldmanesque" / Tomohiro Tajiri
2019/7/27 練馬cafe52
田尻智大(ts)福島誠(pf)千葉征央(b)
★今後のスケジュール(2019/12/29更新)
●12/21(土) 20:00〜 三鷹Una Mas
福島誠(pf)私(sax)
MC¥2,500+order
●12/30(月) 18:30〜 三軒茶屋グレープフルーツムーン
HONGO SONIC2019
岸真由子& the OL(2バンド)での出演
adv./door 2000円+1ドリンク
開場18:00 開演18:30
●1/15(水) 19:30〜 六本木Real Diva's
THREE+
久保舞子 ( Vo ) 長峰絵梨 ( Pf ) 成田海 ( Dr ) Feat. 松岡俊輔 ( B ) 私(sax)
MC¥3,000
https://www.realdivas.net/schedule
★1/19(日) 19:00〜 大泉学園inF
私(sax)細井徳太郎(gt)遠藤ふみ(pf)大笹洋平(b)廣江靖(ds)
MC¥2,500+order
http://in-f.cocolog-nifty.com/
●1/28(火) 20:00〜 神田Edy's Bar
Next-Triad Big Band
●2/2(日) 20:00〜 阿佐ヶ谷Manhattan
千葉征央(b)大山優樹(as)加藤友彦(pf)柳沼佑育(ds)私(ts)
MC¥3,100
http://www.ateliermw.com/manhattan/livesch.html
●2/15(土) 三鷹Una Mas
阿部肇(tp)菊池剛(pf,vo)荒井美咲(b)坂本貴啓(ds)私(ts)
●2/21(金) 新所沢Swan
千葉征央(b)私(sax) 他メンバー未定
http://swan.o.oo7.jp/index.html
2019年5・6月のスケジュール(6/11更新)
●5/3(金) 19:00~ 大泉学園in F
田尻智大カルテット(リーダーライブ)
細井徳太郎(gt)遠藤ふみ(pf)大笹洋平(b)廣江靖(ds)私(sax)
『in“F”』ライヴ・スケジュール: 『in F』(インエフ)な日々
●5/10(金) 21:30〜 青山蜂
Natsumi Yoshida Chilltet
吉田奈都実(tp,vo)布施音人(key)手島甫(b)藤原醇平(ds)私(sax)
https://www.facebook.com/events/808808876163119/
●5/21(火) 20:00〜 三鷹una mas
手島甫(b)栗山雄暉(tp)橋本現輝(ds)私(sax)
MC ¥2,500
●5/29(水) 19:30〜 六本木Keystone Club
THREE+
久保舞子(Vo)長峰絵梨(Pf)成田海(Dr) 松岡俊輔(Cb)私(sax)
前売¥2,800/当日¥3,300
https://www.staglee.com/events/2341/three
●6/2(日) 20:00〜 阿佐ヶ谷マンハッタン
千葉征央カルテット
千葉征央(b)大山優樹(as)鈴木悠平(ds)私(sax)
●6/3(月) 19:30〜 新代田FEVER
The Embassy Japan Tour
poor vacationで出演
MC 前売¥4,000/当日¥4,500
The Embassy Japan Tour 2019 | Fastcut Recordsけ
●6/8(土) 20:00~ 三鷹una mas
福島誠カルテット
福島誠(pf)田川遊人(b)阿部洋士(ds)私(sax)
MC¥2,500
●6/15(土) 20:00~ 三鷹una mas
廣江靖(dr)宮野裕司(as)福島誠(pf)私(sax)
MC¥2,500
●6/20(木) 19:30〜 台東区生涯学習センターミレニアムホール
福田組feat. Marshall Gilkes
●6/21(金) 20:00〜国分寺giee
Natsumi Yoshida Chilltet
吉田奈都実(tp)布施音人(key)手島甫(b)藤原醇平(dr)私(sax)
MC¥2,000
2019年3〜4月のスケジュール(2019/3/24追記)
3/1(金)@新宿Golden Egg
http://www.g-egg.info/sche/sche30.cgi
19:30 start
セッションホスト
MC1,000+drink
椎名達人(b)
阿部義徳(key)
阿部洋士(ds)
私(ts)
3/3(日)@大泉学園in F
http://in-f.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/post-cd6f.html
田尻智大カルテット
19:00 start
MC¥2,000+order
遠藤ふみ(pf)
大笹洋平(b)
廣江靖(ds)
私(sax)
リーダーライブです。このカルテットでは4回目のライブとなります。
私の新曲含むオリジナル曲に加え、Billy Strayhorn、John Lewis、Charlie Haden、スタンダード等、バリエーションに富んだ選曲を予定しております。
3/16(土)@三鷹Una Mas
19:00 start
MC¥2,500+order
武直樹(pf)
武藤行輝(as)
私(ss/ts)
pf武さんによるオリジナルを多くお送りする予定です。
武さんの楽曲は繊細なハーモニーの動きが魅力的です。
この編成でのライブは初めてかもしれません。室内楽的なサウンドが私好みです。
4/6(土)@小平Fu-an
http://www.fu-an.biz/live.html
20:00 start
紺野雄作(pf)
私(ts)
いつもセッション等でお世話になっている紺野さんとデュオです。
Wayne Shorterの楽曲など演奏予定です。
4/7(日)@阿佐ヶ谷Manhattan
http://www.ateliermw.com/manhattan/index.html
20:00 start
MC¥1,800+order
千葉征央(b)
大山優樹(as)
柳沼佑育(as)
私(ts)
前回インフルエンザで出演出来なかった千葉くんのカルテットです。
リベンジに燃えていますが、音楽はクールに行きます。
レニー・トリスターノの楽曲を取り挙げます。